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2016年01月13日

第2991問

【第2991問】
醍醐天皇に対して 『 意見封事十二箇条 』 を提出して気概を示した貴族はだれか。

ア、菅原道真  イ、藤原時平  ウ、藤原清貫  エ、三善清行

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【第2991問】

<解答>  エ、三善清行

<解説>  三善清行 ( みよしきよつら ) は宇多天皇の治世の中で、文官として頭角を現した。当時の文官としてトップに君臨していた菅原道真とは折り合いが悪く、醍醐天皇の時代に右大臣にまで出世を遂げた道真に対して引退勧告も行っている。道真が、ライバルであった藤原時平 ( ふじわらときひら ) の讒言によって大宰府左遷が決まったのちに、大学頭に出世するなどしたことから、左遷への関与も指摘されている。その後は、文章博士・大学頭・式部大輔の三儒職を兼任し、醍醐天皇には地方政治の乱れと対策を指摘した 『 意見封事十二箇条 』 を提出した。また子供には、一条戻橋で清行の命を一時的に蘇らせた浄蔵貴所 ( じょうぞうきしょ ) がいる。
  菅原道真は三善清行に恨みを抱いていたのかは定かではない。しかし同じく道真の讒言に関わったと噂があり、実際に道真の監視役も務めた藤原清貫 ( ふじわらきよつら ) は、道真の祟りが招いたとされる 「 清涼殿落雷事件 」 の際に、雷が直撃し、胸を焼かれて即死したとされる。この惨劇を目の当たりに醍醐天皇は衝撃を受け、三カ月後に崩御した。(2級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)歴史・史跡
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