2016年12月05日
第3317問
【第3317問】
醍醐寺の建物で最も古い建物はどれか。
ア、唐門 イ、五重塔 ウ、金堂 エ、三宝院表書院
↓解答はこちら
醍醐寺の建物で最も古い建物はどれか。
ア、唐門 イ、五重塔 ウ、金堂 エ、三宝院表書院
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【第3317問】
<解答> イ、五重塔
<解説> 醍醐寺の五重塔は、天暦5 ( 951 ) 年、村上天皇が父醍醐天皇の冥福を祈るために建立した。応仁・文明の乱など幾多の戦火を潜り抜けて、醍醐寺内で唯一創建当時の姿を誇っており、国宝に指定されている。深い軒をささえる三手先組物 ( みてさきくみもの ) などが、全体的にどっしりとした力強さを見せ、奈良時代から平安時代にかけての建築様式の変化の過程を見ることができる。また塔全体のバランスが非常によく、屋根の大きさが上にいくほど小さくなる逓減率 ( ていげんりつ ) が大きいことや、約38メートルある塔の高さのうち、上の相輪部分が3分の1近くあり、塔身を低くおさえることで安定感を生んでいる。
その他の選択肢もすべて国宝である。唐門は、慶長4 ( 1599 ) 年に表書院の南西に建てられ、以後二度移築されたものであり、金堂は、平安末期の紀州湯浅の満願寺を慶長5 ( 1600 ) 年に移築したものであり、三宝院表書院は、慶長3 ( 1598 ) 年、豊臣秀吉の 「 醍醐の花見 」 の際に建てられた建物を移築したものである。(2級)
<解答> イ、五重塔
<解説> 醍醐寺の五重塔は、天暦5 ( 951 ) 年、村上天皇が父醍醐天皇の冥福を祈るために建立した。応仁・文明の乱など幾多の戦火を潜り抜けて、醍醐寺内で唯一創建当時の姿を誇っており、国宝に指定されている。深い軒をささえる三手先組物 ( みてさきくみもの ) などが、全体的にどっしりとした力強さを見せ、奈良時代から平安時代にかけての建築様式の変化の過程を見ることができる。また塔全体のバランスが非常によく、屋根の大きさが上にいくほど小さくなる逓減率 ( ていげんりつ ) が大きいことや、約38メートルある塔の高さのうち、上の相輪部分が3分の1近くあり、塔身を低くおさえることで安定感を生んでいる。
その他の選択肢もすべて国宝である。唐門は、慶長4 ( 1599 ) 年に表書院の南西に建てられ、以後二度移築されたものであり、金堂は、平安末期の紀州湯浅の満願寺を慶長5 ( 1600 ) 年に移築したものであり、三宝院表書院は、慶長3 ( 1598 ) 年、豊臣秀吉の 「 醍醐の花見 」 の際に建てられた建物を移築したものである。(2級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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