目指せ！京都力アップ

【第945問】
幕末に活躍した女性で陶芸に才能を見せたのは誰か。

ア、モルガンお雪　　イ、村山たか女　　ウ、大田垣蓮月　　エ、幾松

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【第945問】

＜解答＞　ウ、大田垣蓮月

＜解説＞　大田垣蓮月は歌人であり、 「 蓮月焼 」 という陶芸家としても名を残した。自作の焼き物に自詠の和歌を彫って入れた作品が評判を呼び、飛ぶように売れたが、その利益の大半を慈善事業に投入した。また若き日の富岡鉄斎の面倒をみたことでも知られている。
　 モルガンお雪は祗園の舞妓であったが、ジョージ・モルガンというアメリカ人から求婚を受け、莫大なお金で身請けされて、アメリカ、フランスへと渡り、現地の社交界で評判を呼んだ。夫に先立たれてからは帰国して、ひっそりと余生を過ごしたという。村山たか女は、幕末に大老職にあった井伊直弼の命によって尊王攘夷の志士達の行動を探って報告し、 「 安政の大獄 」 に貢献した。幾松は芸妓であったが長州藩の重鎮として活躍した桂小五郎と恋仲となり、桂の志士活動を支え続けて明治維新後には晴れて夫婦となった。（3級）