2009年06月01日
第527問
【第527問】
平家を率いた平清盛が愛した女性でないのはどれか。
ア、祇王 イ、小督局 ウ、常盤御前 エ、仏御前
↓解答はこちら
平家を率いた平清盛が愛した女性でないのはどれか。
ア、祇王 イ、小督局 ウ、常盤御前 エ、仏御前
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【第527問】
<解答> イ、小督局
<解説> 小督局には冷泉院隆房という恋人がいたが、高倉天皇の寵愛も一身に受けた。そのため、どちらにも自らの娘を嫁がしていた平清盛の怒りを買い、ついに出家させられた。引き裂かれた高倉天皇は悲嘆のあまり衰弱し、崩御されたという。現在も高倉天皇の御陵の側には小督局の供養塔が建っている。
祇王は都で名高き白拍子であり、平清盛が寵愛して家族ともども幸せに暮らしていたが、そこに現れたのが弱冠16歳の仏御前であった。平清盛に舞を見てもらおうと自ら訪れたが、 「 こちらから呼んでも無いのにやってくるとは無礼千万 」 と追い返しかけた清盛に対して、祇王は 「 せっかく来たのだから 」 と取り成して、舞を見るようにすすめた。しぶしぶ祇王の言葉に従った清盛であったが、仏御前の舞を観たとたん即座に気に入り、ついには祇王を追い出して仏御前を側に置くようになった。しかし、その仏御前もやがて無常を感じ、祇王の後を追って嵯峨野に出家したとされる。嵯峨野にある祇王寺には、祇王、祇女 ( 祇王の妹 ) 、刀自 ( 祇王の母 ) 、仏御前、清盛の木像が並んで安置されている。 常盤御前は源義朝に愛されて、今若、音若、牛若の三人の子を産んだが、平治の乱で平清盛に敗れた義朝は裏切りにあって殺害された。残された常盤御前は、清盛の求めに応じて側室になる代わりに、三人の子の助命を勝ち取った。これによって牛若は鞍馬寺に預けられ、その後奥州平泉で成長して源義経となり、平家打倒に獅子奮迅の大活躍するのである。(3級)
<解答> イ、小督局
<解説> 小督局には冷泉院隆房という恋人がいたが、高倉天皇の寵愛も一身に受けた。そのため、どちらにも自らの娘を嫁がしていた平清盛の怒りを買い、ついに出家させられた。引き裂かれた高倉天皇は悲嘆のあまり衰弱し、崩御されたという。現在も高倉天皇の御陵の側には小督局の供養塔が建っている。
祇王は都で名高き白拍子であり、平清盛が寵愛して家族ともども幸せに暮らしていたが、そこに現れたのが弱冠16歳の仏御前であった。平清盛に舞を見てもらおうと自ら訪れたが、 「 こちらから呼んでも無いのにやってくるとは無礼千万 」 と追い返しかけた清盛に対して、祇王は 「 せっかく来たのだから 」 と取り成して、舞を見るようにすすめた。しぶしぶ祇王の言葉に従った清盛であったが、仏御前の舞を観たとたん即座に気に入り、ついには祇王を追い出して仏御前を側に置くようになった。しかし、その仏御前もやがて無常を感じ、祇王の後を追って嵯峨野に出家したとされる。嵯峨野にある祇王寺には、祇王、祇女 ( 祇王の妹 ) 、刀自 ( 祇王の母 ) 、仏御前、清盛の木像が並んで安置されている。 常盤御前は源義朝に愛されて、今若、音若、牛若の三人の子を産んだが、平治の乱で平清盛に敗れた義朝は裏切りにあって殺害された。残された常盤御前は、清盛の求めに応じて側室になる代わりに、三人の子の助命を勝ち取った。これによって牛若は鞍馬寺に預けられ、その後奥州平泉で成長して源義経となり、平家打倒に獅子奮迅の大活躍するのである。(3級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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