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2009年03月06日

第440問

【第440問】
尾形光琳が描いた国宝 「 紅白梅図二曲屏風 」 はどこの梅をモデルにしたか。

ア、北野天満宮  イ、菅大臣神社  ウ、隨心院  エ、下鴨神社

↓解答はこちら

【第440問】

<解答> エ、下鴨神社

<解説> 下鴨神社の本殿東側にある梅の木は毎年2月後半に花を咲かせ、下鴨神社に春の訪れを告げている。尾形光琳がこの辺りの梅をモデルに「 紅白梅図二曲屏風 」 ( 熱海のMOA美術館所蔵 ) を描いたとされる。光琳は呉服商 「 雁金屋 」 に生まれたが、豪奢な生活をして家業を潰すこととなった。しかし芸術分野には秀でた才能を発揮し、次々と名作を生み出して琳派の画風を完成させた。弟の陶芸家である乾山との合作でも知られ、墓は西陣の妙顕寺にある。
  北野天満宮は菅原道真が愛した梅を境内に植えており、50種類2000本の梅が2月の後半から3月中旬にかけて美しく咲き、国指定史蹟御土居や宝物館も同時公開される。菅大臣神社は菅原道真の邸宅があった場所とされ、生誕地でもある。また道真が大宰府へ流されるときに、 「 東風吹かばにほひおこせよ梅の花 主なしとて春なわすれそ 」 と詠んだ通りに、実際に大宰府に飛んで行ったとされる 「 飛び梅伝説 」 の梅もある。隨心院は小野梅園が3月に公開される。見所は3月の最終日曜におこなわれる 「 はねず踊り 」 で、深草少将との悲恋を題材にした里の少女たちの可憐な舞を見学できる。今年は3月29日日曜日に開催される。
(2級)

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Posted by きょうすけ at 10:19│Comments(0)神社・寺院
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