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【306問】
世界遺産である宇治上神社の祭神は次のうちどれか。

ア、応神天皇　イ、早良親王　ウ、桓武天皇　エ、崇徳天皇

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【306問】

＜解答＞　ア、応神天皇

＜解説＞　宇治上神社の祭神は、応神天皇と仁徳天皇と菟道稚郎子 （ うじのわきいらつこ ） である。応神天皇は後継者として兄の仁徳天皇ではなく弟の菟道稚郎子を指名して亡くなった。その後、菟道稚郎子は兄に遠慮して皇位につかず、兄は遺言を守るべく弟に譲った。この両者の譲り合いは3年にも及び、国は大いに乱れたという。ついに菟道稚郎子が自ら命を絶って兄に皇位を譲ることでこの問題に終止符を打った。その後、仁徳天皇が皇位を継いで善政を行ったのはよく知られている。
　 早良親王は長岡京での藤原種継暗殺に関わったとして謀反の疑いを持たれ、無実を訴えて獄中で食を断って亡くなった。その後、祟りを恐れられ、崇道神社や上御霊神社、下御霊神社に祭神として祀られている。桓武天皇は平安神宮の祭神として祀られており、平安京へ遷都した日である10月22日には時代祭が開催されている。崇徳天皇は保元の乱で敗れて讃岐に流され、こちらも祟りを恐れられて、安井金比羅宮や白峯神宮に祀られている。（2級）