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2016年07月22日

第3182問

【第3182問】
通称名が 「 こぬか薬師 」 と呼ばれる黄檗宗の寺院はどこか。

ア、薬師院  イ、平等寺  ウ、地福寺  エ、西光寺

↓解答はこちら

【第3182問】

<解答>  ア、薬師院

<解説>  こぬか薬師は、薬師院というのが正式名称の寺院で、10月8日に年に一度のご開帳される本尊は、最澄が一刀三礼 ( 1回刻むたびに3回拝む ) の礼を尽くして彫ったと伝わる薬師如来である。寛喜2 ( 1230 ) 年に疫病が流行ったとき、住職の夢にあらわれた薬師如来からの 「 一切病苦、わが前に来たらば諸病ことごとく除くべきに来也 ( こぬか ) 来也 ( こぬか ) 」 とのお告げによって、人びとが救われたという話にちなんで 「 こぬか薬師 」 と呼ばれるようになったとされている。以来、本尊にお祈りするとたちまち病気は治り、長寿をまっとうできたことから、遠国からも病人が病気平癒を願って集まった。一説には美濃国の国主であった斉藤道三が、娘婿であった織田信長に譲ったものとされ、のちに信長は京に上洛した際に現在地へ祀ったと伝わる。
  因幡の国から飛来したという薬師如来を本尊する平等寺は、通称 「 因幡薬師 」 ( いなばやくし ) と呼ばれており、出水七不思議のひとつでもある地福寺 ( ちふくじ ) は、通称 「日限薬師 」 ( ひぎりやくし ) と呼ばれており、空海作とされる薬師如来を本尊とする西光寺は、通称 「 寅薬師 」 と呼ばれている。(3級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)神社・寺院
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