目指せ！京都力アップ

【第1610問】
真如堂の墓地に眠っている人物ではないのはどれか。

ア、海北友松　　イ、斎藤利三　　ウ、向井去来　　エ、八橋検校

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【第1610問】

＜解答＞　エ、八橋検校　

＜解説＞　八橋検校 （ やつはしけんぎょう ） は、江戸初期の筝曲演奏家・作曲家で、近世筝曲の礎を確立し、いわゆる筝曲八橋流の祖となった。主に江戸に活動の拠点を置いていたが、晩年は京都に移り住み、多くの門弟の育成にもあたった。そのため葬儀には全国から門弟や関係者が数多く集まり、ここで振る舞われた菓子が現在の八橋となったと伝えられている。音楽家としても偉大な足跡を残した八橋検校は、金戒光明寺の塔頭である常光院 （ 非公開 ） に静かに眠っている。
　その他の選択肢の人物の墓は、全て真如堂にある。海北友松 （ かいほくゆうしょう ） は安土桃山時代の絵師で、建仁寺の大方丈障壁画が代表作である。明智光秀の片腕として 「 本能寺の変 」 などで活躍した斎藤利三 （ さいとうとしみつ ） とは親しい間柄であり、友松夫妻の墓の横に斎藤利三の墓がある。また松尾芭蕉の高弟であった向井去来の墓も真如堂にある。（2級）