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【第1094問】
世界文化遺産の高山寺の国宝とはどれか。

ア、瓢鮎図　　イ、鳥獣人物戯画　　ウ、風神雷神図屏風　　エ、桜図・楓図

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【第1094問】

＜解答＞　イ、鳥獣人物戯画

＜解説＞　高山寺には８点の国宝があるが、代表的なものとして漫画のルーツともされる鳥獣人物戯画が挙げられる。作者は鳥羽僧正覚猷 （ とばそうじょうかくゆう ） とされてきたが、はっきりとはわかっていない。全４巻からなり、甲・丙巻が東京国立博物館に、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託保管されている。
　瓢鮎図 （ ひょうねんず ） は妙心寺の退蔵院の国宝である。水墨画として名高い如拙 （ じょせつ ） の作品で、京都国立博物館に寄託している。風神雷神図屏風は建仁寺の国宝である。俵屋宗達の代表作として知られ、京都国立博物館に寄託している。桜図・楓図は智積院の国宝である。桜図は長谷川久蔵、楓図は長谷川等伯の作品であり、豊臣秀吉の命によって祥雲寺に描かれていたものが、その後を継いだ智積院にそのまま移されて現在に至っている。