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【第982問】
近年、境内の蓮の花が美しい日蓮宗の寺院はどこか。

ア、本隆寺　　イ、立本寺　　ウ、妙覚寺　　エ、本能寺

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【第982問】

＜解答＞　イ、立本寺

＜解説＞　立本寺は、元亨元 （ 1321 ） 年、日像が京都最初の道場として四条大宮に開いたが比叡山の衆徒に破却され、立本寺として再興された。その後、後土御門天皇の勅願寺にもなり、江戸時代中頃に現在地に移った。境内墓地には吉野太夫の夫である灰屋紹益や石田三成の軍師、島左近らの墓があり、また本堂・刹堂 （ 鬼子母神堂 ） ・客殿・鐘楼・山門は京都市指定有形文化財に指定されている。近年本堂前に蓮の鉢植えが並び、7月には蓮を見学しに参拝者の数が増えている。
　 本隆寺は法華宗真門流の総本山で、天明の大火で焼け残ったため 「 不焼寺 」 と呼ばれている。境内には 「 夜泣き止めの松 」 があることでも知られている。妙覚寺は、永和4 （ 1378 ） 年に日実上人によって四条大宮に建立され、天文法華の乱の後に、二条衣棚に移って本能寺の変によって被災した。現在の場所には天正11 （ 1538 ） 年に移っている。本能寺は法華宗 （ 本門流 ） の本山で、応永22 （ 1415 ） 年に油小路高辻に創建されたが、天文法華の乱で焼失し、天正10 （ 1582 ） 年の本能寺の変で焼失した。その後、豊臣秀吉の命で現在地に移転した。（2級）