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2009年07月27日

第583問

【第583問】
「 八坂の塔 」 の坂を東に上がってすぐの所にあるお茶屋さんはどこか。

ア、忠僕茶屋  イ、文の助茶屋  ウ、平八茶屋  エ、雨月茶屋

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【第583問】

<解答> イ、文の助茶屋

<解説> 文の助茶屋はもともと、高台寺の圓徳院にある三面大黒天のある場所に、曽呂利新左衛門の門弟二代目桂文之助が甘酒茶屋を始めたのが始まりである。平成11年に創業地に近い八坂の塔の東側に移転し、現在も東山の甘味所として不動の地位を築いている。
  忠僕茶屋は舌切茶屋とともに、清水寺の境内にあり、幕末の清水寺の勤皇僧月照にまつわる話から店がスタートしている。忠僕茶屋は大槻重助という月照の下僕が薩摩まで月照に付き従ったため、捕らえられて京都に戻されたが釈放され、その後茶屋を開いて月照の墓を守ったことから名がついた。ちなみに舌切茶屋は清水寺の寺男近藤正慎が安政の大獄で捕らえられた際に、月照の行く先を尋ねられて拷問にあいながら一切答えず、獄舎の壁に頭を打ちつけ、舌をかみ切って獄死した。その後、近藤正慎の妻が開いたことから名がついた。平八茶屋は鯖街道から京都へ入ってくる入口に天正年間以来建つ。以来約420年、多くの文人墨客が訪れ、麦飯とろろ汁を伝承料理として営業を続けている。雨月茶屋は醍醐寺の境内に建つ。宴会場としても利用される 「 恩賜館 」 は昭和4年に宮内庁からゆずりうけた由緒ある建物である。(2級)

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Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)生活・行事
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