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2008年06月13日

第175問

【第175問】
大和猿楽四座の中で、観阿弥・世阿弥父子がでた座はどれか。

ア、 坂戸座  イ、外山座 ウ、結崎座  エ、円満井座

↓ 解答はこちら

【第175問】

< 解答 >  ウ、結崎座

< 解説 >  大和猿楽四座は奈良の興福寺に奉仕していたが、結崎座 ( 観世 ) から観阿弥・世阿弥の父子がでて、足利義満に認められたのをきっかけに京都で活躍するようになった。世阿弥は猿楽能に田楽能を融合させ、歌舞主体の幽玄な能を完成させて芸術へと昇華させた。江戸時代になり、それぞれ四座の家元は江戸に移ったが、京観世五軒家などが京都に残り現在にまでその芸術は引き継がれている。
 坂戸座 ( 金剛 ) も京都では京都金剛家として家元を継承している。外山座 ( 宝生 ) は、室町時代後半は北条氏の保護を受け、江戸時代には5代将軍綱吉に愛され、加賀藩でも重用された。円満井座 ( 金春 ) は秦河勝の子孫と伝わり、四座の中でも最古参とされ、豊臣秀吉に重用された。(3級)

<一言> 金剛流は野村家が現在は引きついだ形、ここではそれは頭の片隅に置いておこう。狂言にも野村家がでてくるから、混同しないように!



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Posted by きょうすけ at 10:17│Comments(0)芸術・文化
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