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2015年04月05日

第2709問

【第2709問】
毘沙門堂の宸殿の襖絵を担当したのは誰か。

ア、狩野探幽  イ、狩野益信  ウ、狩野安信  エ、狩野永岳

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【第2709問】

<解答>  イ、狩野益信

<解説>  毘沙門堂は、大宝3 ( 703 ) 年に文武天皇の勅願により行基が開いたという出雲寺が前身とされる。平安末期には荒廃したが、鎌倉時代初期、平親範が平家ゆかりの3つの寺院を合併する形で再興した。中世末期には再び荒廃したが、近世に至り、天海とその弟子の公海によって現在地に移転・復興され、天台宗京都五門跡の一つとして栄えた。仁王門をくぐると、木立に彩られた本殿、宸殿、霊殿などが並んでいる。宸殿は後西天皇の旧殿を賜ったもので、障壁画116面には狩野益信筆の山水画が描かれており、「 逆遠近法 」 を使っているため、見る角度を徐々に変えていくと、あたかも絵が動いているかのように見える。
  狩野探幽の襖絵は、二条城、南禅寺、妙心寺、大徳寺、 酬恩庵などに残っており、探幽の弟である狩野安信の襖絵は、御所に残っており、幕末の京狩野を率いた狩野永岳の襖絵は、御所や妙心寺の隣華院に残っている。(3級)

※本年 ( 2105年 ) の春の御所一般公開では、御車寄に六曲屏風となった狩野安信の墨絵山水図が飾られてる。

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Posted by きょうすけ at 23:28│Comments(0)建築・庭園・美術
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