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2013年12月03日

第2222問

【第2222問】
神社の本殿で、前殿と後殿に分かれていて、横からみたらM字形をしている建築様式を何と呼ぶか。

ア、八幡造  イ、流造  ウ、祇園造  エ、権現造

↓解答はこちら

【第2222問】

<解答> ア、八幡造

<解説> 八幡造は石清水八幡宮や宇佐八幡宮に見られる本殿の建築様式で、切妻造、平入の外観で、横から見るとM字形に見えるように、前殿 ( まえどの ) と後殿 ( うしろどの ) を2棟を前後に連結させ、その間には1間の相の間 ( あいのま ) を付けて中の空間を広く確保している。前殿と後殿の屋根の間には金属製の樋を渡して雨水を受けおり、石清水八幡宮の樋は織田信長が寄進したものと伝わっている。
  流造は切妻造、平入の外観で、屋根が前の方に長く流れていることから名がついた。上賀茂神社と下鴨神社がその最も古い作例とされ、全国の神社の本殿は、約6割が流造であると言われている。祇園造は八坂神社の本殿の造りであり、拝殿と本殿が重なって建てられ、大きな一枚の屋根で覆われているのが特徴である。権現造は北野天満宮などの本殿の造りであり、拝殿と本殿の間に石の間という空間を設けてほぼ接して建てられており、さらに大きな一つの屋根で覆われているのが特徴である。(3級)

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Posted by きょうすけ at 22:22│Comments(0)建築・庭園・美術
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