2013年09月28日
第2157問
【第2157問】
次の文化財に指定されている住宅の中で一番古いのはどれか。
ア、小林家住宅 ( 木津川市 ) イ、杉本家住宅 ( 下京区 )
ウ、長谷川家住宅 ( 南区 ) エ、秦家住宅 ( 下京区 )
↓解答はこちら
次の文化財に指定されている住宅の中で一番古いのはどれか。
ア、小林家住宅 ( 木津川市 ) イ、杉本家住宅 ( 下京区 )
ウ、長谷川家住宅 ( 南区 ) エ、秦家住宅 ( 下京区 )
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【第2157問】
<解答> ア、小林家住宅 ( 木津川市 )
<解説> 木津川市の上狛エリアにある小林家住宅は、かつてこの地域の庄屋の家屋であった。建築時の普請関係文書から寛文5 ( 1655 ) 年に造られたと考えられ、年代が明確な民家として最古級に属し、民家史の指標となるものとして貴重である。家の西側には 「 山背古道 ( やましろこどう ) 」 が伸びており、風情ある風景が現在も残されている。
下京区の呉服商の建物であった杉本家住宅は、現在の建物を明治3 ( 1870 ) 年に上棟した。保存状態が良く、京都でも最大級の典型的な町家建築として重要文化財に指定されている。祇園祭では家の前に伯牙山が建つ。南区の長谷川住宅は農家を営んでいた家であり、寛保2 ( 1742 ) 年の建築である。第11代当主の長谷川良雄は、風景画を得意とした画家でもあった。現在は 「 歴史・文化・交流の家 」 として再生及び保存が図られており、2013年の 「 京の夏の旅 」 では一般公開も行われた。下京区の薬種業の建物であった秦家住宅は、現在の建物を明治2 ( 1869 ) 年に上棟した。付近は染物関係など和装関係を家業とする家々が集まったエリアであり、祇園祭では家の前に太子山が建つ。(2級)
<解答> ア、小林家住宅 ( 木津川市 )
<解説> 木津川市の上狛エリアにある小林家住宅は、かつてこの地域の庄屋の家屋であった。建築時の普請関係文書から寛文5 ( 1655 ) 年に造られたと考えられ、年代が明確な民家として最古級に属し、民家史の指標となるものとして貴重である。家の西側には 「 山背古道 ( やましろこどう ) 」 が伸びており、風情ある風景が現在も残されている。
下京区の呉服商の建物であった杉本家住宅は、現在の建物を明治3 ( 1870 ) 年に上棟した。保存状態が良く、京都でも最大級の典型的な町家建築として重要文化財に指定されている。祇園祭では家の前に伯牙山が建つ。南区の長谷川住宅は農家を営んでいた家であり、寛保2 ( 1742 ) 年の建築である。第11代当主の長谷川良雄は、風景画を得意とした画家でもあった。現在は 「 歴史・文化・交流の家 」 として再生及び保存が図られており、2013年の 「 京の夏の旅 」 では一般公開も行われた。下京区の薬種業の建物であった秦家住宅は、現在の建物を明治2 ( 1869 ) 年に上棟した。付近は染物関係など和装関係を家業とする家々が集まったエリアであり、祇園祭では家の前に太子山が建つ。(2級)
Posted by きょうすけ at 22:44│Comments(0)
│建築・庭園・美術