2010年08月26日
第1029問
【第1029問】
浄土宗の寺院の中で重要文化財の泣不動縁起絵巻を持つ寺院はどこか。
ア、清浄華院 イ、金戒光明寺 ウ、知恩寺 エ、清凉寺
↓解答はこちら
浄土宗の寺院の中で重要文化財の泣不動縁起絵巻を持つ寺院はどこか。
ア、清浄華院 イ、金戒光明寺 ウ、知恩寺 エ、清凉寺
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【第1029問】
<解答> ア、清浄華院
<解説> 清浄華院は、貞観2 ( 860 ) 年に清和天皇の勅願により慈覚大師円仁を開山として、鎮護国家を祈願するために御所の中に創建された。当初は天台・真言・仏心・戒律の四宗兼学でスタートしたが、12世紀後半に法然を中興の祖として浄土宗に改宗した。天正年間に豊臣秀吉の区画整備に伴い、現在地に移転したが、皇室との関係は深く、清和、村上両天皇の尊像や、その他多くの皇族の霊牌を祀っている。寺宝としては、重要文化財指定を受けている紙本着色泣不動縁起 ( なきふどうえんぎ ) 絵巻や、絹本著色阿弥陀三尊像などがある。
「 黒谷さん 」 として親しまれる金戒光明寺は、法然が最初に念仏をあげた場所とされ、道場となっていたが法然上人亡き後、寺院となった 「 山越阿弥陀図 」 、 「 地獄極楽図 」 が重要文化財に指定されている。知恩寺は法然の弟子である源智上人によって創建された。顔輝 ( がんき ) 筆による 「 蝦蟆鉄拐図 ( がまてつかいず ) 」 が重要文化財になるなど寺宝が多い。清凉寺は源融の別荘棲霞観 ( せいかかん ) に由来する。国宝の本尊の釈迦如来立像や同じく国宝の阿弥陀如来坐像など仏像に優作が多い。
<解答> ア、清浄華院
<解説> 清浄華院は、貞観2 ( 860 ) 年に清和天皇の勅願により慈覚大師円仁を開山として、鎮護国家を祈願するために御所の中に創建された。当初は天台・真言・仏心・戒律の四宗兼学でスタートしたが、12世紀後半に法然を中興の祖として浄土宗に改宗した。天正年間に豊臣秀吉の区画整備に伴い、現在地に移転したが、皇室との関係は深く、清和、村上両天皇の尊像や、その他多くの皇族の霊牌を祀っている。寺宝としては、重要文化財指定を受けている紙本着色泣不動縁起 ( なきふどうえんぎ ) 絵巻や、絹本著色阿弥陀三尊像などがある。
「 黒谷さん 」 として親しまれる金戒光明寺は、法然が最初に念仏をあげた場所とされ、道場となっていたが法然上人亡き後、寺院となった 「 山越阿弥陀図 」 、 「 地獄極楽図 」 が重要文化財に指定されている。知恩寺は法然の弟子である源智上人によって創建された。顔輝 ( がんき ) 筆による 「 蝦蟆鉄拐図 ( がまてつかいず ) 」 が重要文化財になるなど寺宝が多い。清凉寺は源融の別荘棲霞観 ( せいかかん ) に由来する。国宝の本尊の釈迦如来立像や同じく国宝の阿弥陀如来坐像など仏像に優作が多い。
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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