第3072問

きょうすけ

2016年04月03日 23:59

【第3072問】
平清盛の一門の中で出世が遅れ、最後は平家の都落ちにも同行しなかった人物は誰か。

ア、平重盛  イ、平頼盛  ウ、平教盛  エ、平重衡

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【第3072問】

<解答>  イ、平頼盛

<解説>  平頼盛 ( たいらのよりもり ) は平忠盛の五男で平清盛の異母弟である。通称は池殿、池大納言。平家が隆盛を極める中で昇進していくものの、一族の中では昇進が遅く、常に距離をおいて扱われた。平家都落ちの際にも同行せず後白河法皇の下、逆に源頼朝とのパイプ役を務めるなど、最後まで平家一門とは運命を違えることとなった。
  平重盛 ( たいらのしげもり ) は清盛の嫡男であり、跡継ぎとしての将来を嘱望されたが、病気により清盛より先に他界した。平教盛 ( たいらののりもり ) は平忠盛の四男で平清盛の異母弟。通称は門脇殿、門脇中納言。これは六波羅の総門横に邸宅があったためである。平家が隆盛を極めていくに従い昇進したが、平家一門の都落ちに従い、最後は壇ノ浦にて入水した。平重衡 ( たいらのしげひら ) は清盛の五男である。 「 南都焼き討ち 」 の首謀者とされ、一の谷の合戦で捕えられ、鎌倉に護送されたが、恨みを持つ興福寺の要求によって奈良に送られる途中、木津川近くにて斬首された。(2級)
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