第2504問
【第2504問】
円山応挙の弟子で、曽我蕭白、伊藤若冲とともに 「 奇想の画家 」 と呼ばれる絵師は誰か。
ア、呉春 イ、長澤芦雪 ウ、山口素絢 エ、石田幽汀
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【第2504問】
<解答> イ、
長澤芦雪
<解説>
長澤芦雪 ( ながさわろせつ ) は、円山応挙の弟子の中でも最も優れた 「 応門十哲 」 の中の一人である。応挙の勧めで南紀へ赴き、その地方で才能が開花したとされる。応挙の写生画をさらに突き抜けて、豪快かつ奇抜な画風を打ち立てたことから、 「 奇想の画家 」 の一人に数えられている。
呉春 ( ごしゅん ) と
山口素絢 ( やまぐちそけん ) も 「 応門十哲 」 に数えられており、呉春は円山派を、自らが構築した四条派へと発展させた。
石田幽汀 ( いしだゆうてい ) は狩野派の流れを引く絵師であり、円山応挙が上洛して絵を学んだ人物である。醍醐寺三宝院の表書院に、蘇鉄の襖絵を残している。(2級)
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