第2384問

きょうすけ

2014年05月14日 10:56

【第2384問】
幕末から明治にかけて活躍した人物で、寺町通丸太町下ルの路上で暗殺された人物は誰か。

ア、佐久間象山  イ、本間精一郎  ウ、吉田稔麿  エ、横井小楠

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【第2384問】

<解答>  エ、横井小楠

<解説>  横井小楠 ( よこいしょうなん ) は熊本藩出身で、儒学者であり政治思想家として藩を超えて活躍した。私塾 「 四時軒 」 ( しじけん ) で人材を育て、松平春嶽の政治顧問として招かれ、福井藩の藩政改革を行った。政事総裁職となった春嶽を助けて幕政改革にも寄与したが、公武合体運動を推進中に失脚し、熊本に蟄居した。しかし先進的な思想は、訪れた坂本龍馬も倒幕後の手本したかったようで、維新後は政府参与に就任したが、保守派の刺客数人によって、京都の寺町通丸太町下ルの路上にて惜しくも暗殺された。
  開国派で兵法学者であった佐久間象山 ( さくましょうざん ) は、三条木屋町上ルにて暗殺され、新潟県出身の尊王攘夷派であった本間精一郎 ( ほんませいいちろう ) は、木屋町通四条上ル付近にて暗殺され、長州藩の急進派であった吉田稔麿 ( よしだとしまろ ) は、 「 池田屋事変 」 にて新選組に襲われ、無念の死を遂げた。(2級)
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