第2195問

きょうすけ

2013年11月06日 19:13

【第2195問】
東福寺は京童の口ずさみでは何と呼ばれているか。

ア、伽藍面  イ、算盤面  ウ、声明面  エ、武家面

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【第2195問】

<解答> ア、伽藍面

<解説> 京都の主な寺院については、京童 ( きょうわらべ ) の口ずさみによって様々にポイントをとらえて表現されている。京都五山の第4位の東福寺は、創建した九条道家が奈良の東大寺と興福寺から一字ずつもらって名付けたことからもわかるように、寺院の壮大なスケールを誇っている。よって伽藍の見事さは京都随一であり、京童からは “ 伽藍面 ” と称された。
  “ 算盤面 ” と称されたのは花園にある妙心寺である。臨済宗の大本山の中でも教団経営においては他の追随を許さず、多くの塔頭と末寺を抱えることから名がついた。 “ 声明面 ” と称されたのは御所の北側にある相国寺である。臨済宗の中でも五山文学の中心となり、特に声明において名高かったことから名がついた。 “ 武家面 ” と称されたのは蹴上にある南禅寺である。五山の制における上位に位置して格式が高かったことから武家の信仰を集め、徳川家康の再建や、戦国武将である藤堂高虎の三門の寄進もあったことから名がついた。(3級)
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