第1697問

【第1697問】
妙心寺の塔頭である退蔵院の開山は誰か。

ア、白隠慧鶴　　イ、関山慧玄　　ウ、無因宗因　　エ、雪江宗深

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【第1697問】

＜解答＞　無因宗因

＜解説＞　退蔵院は、応永11 （ 1404 ） 年に越前の豪族波多野重通 （ はたのしげみち ） が妙心寺第三世であった無因宗因 （ むいんそういん ） を開山として千本通松原に創建し、日峰宗舜 （ にっぽうそうしゅん ） により妙心寺に移された。一時期衰退したが、後奈良天皇の帰依が深かった亀年禅愉 （　きねんぜんゆ ） により中興された。
　白隠慧鶴 （ はくいん えかく ） は江戸中期の禅僧であり、妙心寺のみならず臨済宗の全体の中興の祖とされる名僧である。関山慧玄 （ かんざんえげん ） は妙心寺の初代住職 （ 開山 ） である。雪江宗深 （ せっこうそうしん ） は、室町時代の禅僧で、細川勝元・政元父子の援助を受けて、妙心寺、大徳寺、龍安寺を再興した。（3級）