第1275問

きょうすけ

2011年04月29日 23:59

【第1275問】
「 宇治川の先陣争い 」 で勝利を収めたのは誰か。

ア、那須与一  イ、梶原景季  ウ、畠山重忠  エ、佐々木高綱

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【第1275問】

<解答> エ、佐々木高綱 

<解説> 先に入洛していた木曾義仲に対して、鎌倉から追討令が下され、それに応じて源義経軍は、宇治より京都へ攻め入った。中でも宇治川を渡る際には、名馬 「 磨墨 ( するすみ ) 」 に乗った梶原景季 ( かじわらかげすえ ) と、同じく名馬 「 生食 ( いけづき ) 」 に乗った佐々木高綱 ( ささきたかつな ) の一騎打ちになったが、佐々木高綱から 「 馬の腹帯が緩んでいる 」 と指摘された梶原景季がそれを直しているうちに佐々木高綱が前に進出し、そのまま一番乗りを果たした。現在も、宇治川の浮島には宇治川先陣争いの碑を見ることができる。
  那須与一 ( なすのよいち ) は、その後の 「 屋島の合戦 」 で、平家方から差し出された扇の的を射抜いたことで知られている。畠山重忠 ( はたけやましげただ ) は、坂東武士の鑑ともされた名将であった。一説には 「 一の谷の合戦 」 での勝利を決定づけた 「 鵯越 ( ひよどりごえ ) 」 に際して、日ごろ世話になっている馬を潰すのは惜しいとして、自ら馬を背負って降りたという逸話が残っている。(2級)
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