第696問

きょうすけ

2009年11月16日 23:59

【第696問】
江戸時代に 「 京によきもの、三つあり 」 と評したのは誰か。

ア、頼山陽  イ、十返舎一九  ウ、北村季吟  エ、滝沢馬琴

↓解答はこちら
【第696問】

<解答> エ、滝沢馬琴

<解説> 滝沢馬琴は 『 南総里見八犬伝 』 の作者として知られているが、 『 壬戌羇旅漫録 ( じんじゅつきりょまんろく ) 』 では、 「 京によきもの、三つあり 」 と述べ、女子、賀茂川の水、寺社と賞賛している。
  『 日本外史 』 を著した頼山陽は、京都に対して 「 山紫水明 」 という言葉を残し、自らの書斎を京都で一番眺めの良い場所として 「 山紫水明処 」 と名付けた。その場所は上京区東三本木通丸太町上ル南町であり、現在も事前申込みで見学可能である。十返舎一九は 『 東海道中膝栗毛 』 の作者であり、作品で登場する弥次さん喜多さんの愛らしい銅像が三条大橋西詰に立っている。松尾芭蕉の師でもあった北村季吟は、歌学方として幕府に仕える以前に藤原俊成の邸宅跡に勧請された新玉津島神社の宮司を務め、京都に住んでいた。(3級)
関連記事