第571問

【第571問】
祇園祭の山で真木を松ではなく杉にしている山はどれか。

ア、占出山　　イ、太子山　　ウ、木賊山　　エ、八幡山

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【第571問】

＜解答＞　イ、太子山

＜解説＞　太子山では、聖徳太子が四天王寺を建てる際に、六角堂建立に使われた杉を得た伝説により、山では唯一、松ではなく杉を用いる。また聖徳太子にちなんで知恵のお守りも授与される。
　 占出山 （ うらでやま ） は、身重だった神功皇后が鮎を釣り上げて戦勝の兆しとした故事にちなむ。安産祈願の山として知られ、宵山ではお守りと腹帯が授与される。胴掛と前掛に描かれた日本三景も見事である。木賊山 （ とくさやま ） は、世阿弥作の謡曲 「 木賊 」 を題材に、わが子をさらわれて一人信濃国伏屋の里で木賊を刈る翁を表す。八幡山は八幡宮を山の上に勧請したもので、総金箔の社は天明年間の製作による。応神天皇の像は運慶、鳥居の白鳩は左甚五郎の作と伝えられる。（2級）