2009年03月19日
第453問
【第453問】
次のうち 「 歓喜桜 」 が咲く寺院はどれか。
ア、千本釈迦堂 イ、千本閻魔堂 ウ、墨染寺 エ、雨宝院
↓解答はこちら
次のうち 「 歓喜桜 」 が咲く寺院はどれか。
ア、千本釈迦堂 イ、千本閻魔堂 ウ、墨染寺 エ、雨宝院
↓解答はこちら
【第453問】
<解答> エ、雨宝院
<解説> 雨宝院の歓喜桜は、遅咲きで知られる御室桜と同種の八重桜で、4月中旬くらいに花を咲かせる。本尊は歓喜天で、西陣聖天と呼ばれている。
千本釈迦堂のお亀桜は早咲きの枝垂桜である。本堂造営の棟梁として活躍した長井高次の妻で、夫が寸法を間違えて柱を短く切り落としてりまった際、すべて他の柱も短くそろえて枡を下に敷いて建立することをアドバイスした。それが功を奏して見事に落慶法要を迎えられたのだが、お亀さん、は夫の仕事が自分のアドバイスによって見事成し遂げられたと世間に知れれば夫の恥と考え、自ら命を絶ったのであった。千本閻魔堂にある桜は普賢象桜である。花びら一枚一枚ではなく、花冠のままぼとりと落ちる様が処刑される斬首を思わせ、近くに処刑場があったため、罪人に見せて仏心を起こさせたとも伝わる。墨染寺に咲く桜は 「 墨染桜 」 と呼ばれている。平安時代の歌人である上野岑雄 ( かんつけのみねお ) が、関白・藤原基経の死を悲しんで、 「 深草の 野辺の桜し心あらば 今年ばかりは墨色に咲け 」 と詠んだところ、薄墨色の花が咲くようになったと伝わる。(2級)
<解答> エ、雨宝院
<解説> 雨宝院の歓喜桜は、遅咲きで知られる御室桜と同種の八重桜で、4月中旬くらいに花を咲かせる。本尊は歓喜天で、西陣聖天と呼ばれている。
千本釈迦堂のお亀桜は早咲きの枝垂桜である。本堂造営の棟梁として活躍した長井高次の妻で、夫が寸法を間違えて柱を短く切り落としてりまった際、すべて他の柱も短くそろえて枡を下に敷いて建立することをアドバイスした。それが功を奏して見事に落慶法要を迎えられたのだが、お亀さん、は夫の仕事が自分のアドバイスによって見事成し遂げられたと世間に知れれば夫の恥と考え、自ら命を絶ったのであった。千本閻魔堂にある桜は普賢象桜である。花びら一枚一枚ではなく、花冠のままぼとりと落ちる様が処刑される斬首を思わせ、近くに処刑場があったため、罪人に見せて仏心を起こさせたとも伝わる。墨染寺に咲く桜は 「 墨染桜 」 と呼ばれている。平安時代の歌人である上野岑雄 ( かんつけのみねお ) が、関白・藤原基経の死を悲しんで、 「 深草の 野辺の桜し心あらば 今年ばかりは墨色に咲け 」 と詠んだところ、薄墨色の花が咲くようになったと伝わる。(2級)
Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)
│神社・寺院