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【第441問】
小堀遠州がたずさわった庭でないのはどれか。

ア、無鄰菴　イ、金地院　ウ、青蓮院　エ、御香宮神社

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【第441問】

＜解答＞　ア、無鄰菴

＜解説＞　無鄰菴は山県有朋の別荘で、山県有朋指導のもと、琵琶湖疏水の水を使って小川治兵衛により作庭された池泉回遊式の庭園である。
　 金地院には、木と石で鶴と亀が表現された小堀遠州の代表作 「 鶴亀の庭 」 がある。金地院崇伝が三代将軍家光のために作らせという。青蓮院にある 「 霧島の庭 」 も小堀遠州の作とされ、5月上旬には霧島ツツジが真っ赤に境内を染める。御香宮神社の庭園は、かつて伏見奉行所にて小堀遠州が作庭した庭園が移設され、中根金作氏によって修復、再現されたものである。三代将軍徳川家光が上洛して伏見奉行所に立ち寄った際に、その庭園を大変気に入り、直ちに作庭者の小堀遠州に5000石を加増したという逸話が残っている。つまり後世に偉大な芸術家として名を残す小堀遠州が最初に認められ、その世界に羽ばたくきっかけとなった庭園なのである。（2級）