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2009年02月25日

第431問

【第431問】
「 洛巽の苔寺 」 と呼ばれている寺院はどれか。

ア、勧修寺  イ、隨心院  ウ、三宝院  エ、法界寺

↓解答はこちら

【第431問】

<解答> イ、隨心院

<解説> 隨心院は仁海僧正によって開かれ、第七世親厳のときに後堀河天皇によって門跡寺院となった。このあたりは小野の里と呼ばれ、小野小町も宮中より下がってからはこちらに隠棲したと伝わる。本堂前に広がる江戸時代の作庭とされる庭には一面に大杉苔が密生している。さらに洛中から見て隨心院は、東南 ( 巽の方角 ) にあったことから 「 洛巽の苔寺 」 と呼ばれている。
  勧修寺は醍醐天皇が生母の藤原胤子のために建立した寺院で、その後門跡寺院となった。庭園は 「 氷室の池 」 を中心とした平安時代からのもので、藤、カキツバタ、花しょうぶなど四季折々の美しい花を楽しめる。三宝院は永久3 ( 1115 ) 年に醍醐寺14代座主勝覚によって創建された。その後、荒廃するものの、第80代座主義演の頃に豊臣家によって再興された。豊臣秀吉作庭による名庭には天下の名石 「 藤戸石 」 が置かれている。法界寺は日野資業によって、永承6 ( 1051 ) 年に建立された。阿弥陀堂や阿弥陀如来は国宝に指定されている。(2級)

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Posted by きょうすけ at 15:48│Comments(0)神社・寺院
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