京つう

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2009年02月20日

第426問

【第426問】
京料理について誤っているものを選べ。

ア、京料理は大饗料理、本膳料理、精進料理、懐石料理などがある。
イ、行事に付随する料理も多く、2月の初午では 「 畑菜の辛子和え 」 を食べる。
ウ、明治時代に導入された普茶料理は、中国風の精進料理である。
エ、夏になると貴船川沿いでは川床料理が味わえる。

↓解答はこちら

【第426問】

<解答> ウ、明治時代に導入された普茶料理は、中国風の精進料理である。

<解説> 京料理は平安京遷都以来、天皇を頂点とする公家文化を背景に、洗練されたものが脈々と培われ、現在にまでつながっている。大きく大別すると公家の大饗料理、武士の本膳料理、寺院の精進料理、茶道とともに発展した懐石料理がある。また社寺を中心に伝統行事が伝わる中で代々伝えられてきたものや、季節に応じて食卓を飾るものも多い。2月といえば初午に 「 畑菜の辛子和え 」 を食べて伏見稲荷大社参拝する。これは創建にかかわった秦伊呂具にかけて、同社の神の使いとされる狐の好物である辛子をきかせてあえたものを食べる習慣になったという。また夏には貴船川や鴨川では床が出され、清涼感たっぷりの川床料理が味わえる。
  普茶料理は中国から黄檗宗とともに伝わった中国風精進料理で、黄檗宗が伝えられた江戸前期に日本に導入された。野菜や穀物のみを用いて、肉や魚の味、食感に似せてつくる調理法は、 「 もどき料理 」 とも呼ばれ、見た目には鰻の蒲焼に見えるものが、山芋と海苔で作られているなど、一般の精進料理に比べると大変鮮やかな彩りである。また4人で一つの大皿を取り分けて食べるのも特徴的であり、黄檗宗の各寺院や一部の料亭で食することができる。(3級)

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Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)生活・行事
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