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2008年10月30日

第313問

【第313問】
次の中から 「 小堀遠州好み 」 とされる茶室といえばどれか。

ア、忘筌席 イ、燕庵 ウ、夕佳亭 エ、高桐院松向軒

↓解答はこちら

【第313問】

<解答> ア、忘筌席

<解説> 江戸時代の初期に活躍した大名である小堀遠州は、作庭や茶道はもちろん、建築、歌道、書道、陶芸など多方面で多くの足跡を残した。その根本は 「 きれいさび 」 という言葉で表されることが多い。師匠であった古田織部の茶を基本にしながらも利休の茶をも取り入れ、茶室に書院造を取り込んだところに特徴がある。それを見事に体現したものが、孤蓬庵の忘筌席であるとされる。
 燕庵は薮内家にある茶室で、古田織部好みとされる。また夕佳亭は金閣寺にある茶室で、金森宗和という大名茶人の好みで建てられた。金森宗和は公家への茶の指導でも知られ、 「 姫宗和流 ( ひめそうわりゅう ) 」 と称されている。高桐院松向軒は、古田織部とともに千利休の高弟であった細川三斎好みの茶室である。
 他に小堀遠州の関わった建築や庭園としては、二条城二の丸庭園、金地院東照宮、茶室、方丈南庭、南禅寺本坊方丈南庭、大覚寺宸殿、大徳寺竜光院密庵席、仙洞御所庭園などがある。(2級)

<一言> 小堀遠州の門下では、松花堂昭乗、沢庵宗彭が有名ですね。

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Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)建築・庭園・美術
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