京つう

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2008年08月12日

第234問

【第234問】
京刃物を作る際に、その仕上げにかかせない砥石の名産地はどこか。

ア、 白川  イ、鳴滝  ウ、鞍馬  エ、伏見

↓ 解答はこちら

【第234問】

< 解答 >  イ、鳴滝

< 解説 >  鳴滝は砥石の名産地で大変貴重とされる。鳴滝にある福王子神社の鳥居は鳴滝砥石で造られたものである。江戸時代初期は本阿弥家が採取権をもっていた。
白川は庭園に使われる白川石の産地で、京都の枯山水の多くの石はこちらから産出している。現在でも白川は白い砂で川底が覆われ、白く濁ったように見える。鞍馬には赤褐色で、庭園の石に重宝される鞍馬石という全国区の知名度を誇る石がある。表面は赤褐色でわびさびを表しやすく、中はしっかりしており加工がしやすいという特徴を持つ。伏見には刃物を造る際の良質の土があり、伏見稲荷では古来土信仰が根付いている。伏見人形なども、その土をつかった素焼きの名産品である。(3級)

<一言> 鳴滝といえば、平安時代に 「 蜻蛉日記 」 を書いた右大将道綱の母が参篭した場所であり、江戸時代に尾形乾山の窯があった場所でもある。 その他、 「 風神雷神図屏風 」 ( 国宝 ) の発祥の寺であり、野々村仁清の墓がある妙光寺も2級以上の方は押さえておきたい。

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Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)自然・観光
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