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2008年06月16日

第177問

【第177問】
日本で最初に官許の廓として営業が認められたのはどこか。

ア、 祇園  イ、上七軒  ウ、先斗町  エ、島原

↓ 解答はこちら

【第177問】

< 解答 >  エ、島原

< 解説 >  島原は当初は二条柳町にあり、天正17(1589)年に官許の最初の廓として賑わった。あまりに街中で賑わいすぎたこともあってか、寛永17 ( 1640 ) 年に現在の場所に移された。その移動の命があまりにも急であったことから、大混乱し、そのあわてぶりが島原の乱を彷彿させたことから、いつしか島原という名前になった。よって現在も島原という地名はない。
 上七軒は最古の 「 茶屋 」 であるので、注意が必要。花街とはまた意味合いが違う。もちろん寛永年間には 「 花街 」 として官許され、現在は五花街の一つに数えられる。祇園は江戸時代に入ってからであり、先斗町は祇園甲部から分かれた祇園東を除けば最も遅く官許された 「 花街 」 である。 (3級)

<一言> 最高の格式と最古の花街の歴史を持つ島原が五花街から外れているのは残念。もともと島原の太夫さんは、公家の奥様達 ( もちろん芸は一流 ) が行っていたとか ( 全部ではないよ )。なるほど、道理で太夫さんは官位を持っていたりするわけだ。まあそれに二条柳町 ( 御所の南すぐ ) だったから、通いやすかっただろうし。簡単にいうと舞妓さんと太夫さんは歴史的に出所が違うということです


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Posted by きょうすけ at 19:08│Comments(0)芸術・文化
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