目指せ！京都力アップ

【第124問】
次のうち織田信長と最も長く戦った宗派はどれか。

ア、 日蓮宗　イ、浄土真宗　ウ、天台宗　　エ、キリスト教

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【第124問】

＜ 解答 ＞　　イ、浄土真宗

＜ 解説 ＞　　浄土真宗は一向宗とも呼ばれ、各地で強い団結のもと、信長や他の戦国大名と戦った。特に顕如上人の頃、石山本願寺を中心に戦国大名以上の力をもった一向宗は、１１年もの間信長に抵抗したが、ついに講和を結んで紀州へと逃れた。
　日蓮宗は他宗への非難も激しい宗派であったが、信長の時代より少し前の室町時代に勢力をふるった。京都の町衆は、本阿弥光悦や俵屋宗達、尾形光琳など日蓮宗の檀家が多い。天台宗は比叡山延暦寺において、古来より僧兵を持ち、信長とは敵対したが、全山焼き討ちにあって壊滅的な打撃を受けた。キリスト教は純粋に布教する姿や、南蛮文化に興味を示した信長によって保護され、南蛮寺などが各地に建った。

＜一言＞　浄土真宗は秀吉によって六条堀川の地に移され、家康によって東西に二分されて、他の寺院同様に江戸幕府の統治下に入ることとなる。