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2016年10月26日

第3277問

【第3277問】
三十三間堂の本尊である千手観音菩薩坐像は誰の手によって造られたか。

ア、湛慶  イ、快慶  ウ、康勝  エ、康正

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【第3277問】

<解答>  ア、湛慶 

<解説>  三十三間堂の本尊である千手観音菩薩坐像は、大仏師運慶の長男である湛慶 ( たんけい ) 82歳の代表作で、端正な顔立ちや上半身に静かにみなぎる力強さなど、円熟した作風が随所にみることができる。また十一面四十二臂像の典型作であり、42本の手のうち2本は胸前で合掌し、他の2本は腹前で組み合わせて宝鉢を持つ。他の38本の脇手にはそれぞれ法輪、錫杖、水瓶などさまざまな持物を持っている。
  快慶 ( かいけい ) は運慶とともに慶派の中心仏師として活躍し、その作品は京都では千本釈迦堂の十大弟子像や、醍醐寺三宝院の弥勒菩薩坐像などがある。康勝 ( こうしょう ) は運慶の4男とされ、その作品は六波羅蜜寺の空也上人像や、東寺の弘法大使象などがある。康正 ( こうしょう ) は安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍した仏師で、その作品は東寺の本尊である薬師三尊像がある。(3級)


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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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