2016年08月03日
第3194問
【第3194問】
六波羅蜜寺にある重要文化財の空也上人像を制作したのは誰か。
ア、快慶 イ、康勝 ウ、定慶 エ、康尚
↓解答はこちら
六波羅蜜寺にある重要文化財の空也上人像を制作したのは誰か。
ア、快慶 イ、康勝 ウ、定慶 エ、康尚
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【第3194問】
<解答> イ、康勝
<解説> 六波羅蜜寺に現存する空也上人像は、運慶の四男・康勝 ( こうしょう ) の作で、左手に鹿角を冠した杖を持ち、右手には胸に下げた鉦を叩く撞木を持ち、骨ばった手足に浮き出た鎖骨、萎えた衣をまとい、曲がった腰を杖でさえながら一心に念仏を唱えながら市内を飄々と歩く姿がリアルに描写されている。さらに象徴的であるのが、口から出てきた 「 南無阿弥陀仏 」 という念仏が阿弥陀如来に変わった瞬間をとらえていることで、空也上人の優れた内面的人格を作者が充分にくみ取り、それを単なる写実を越えた芸術的表現を用いて作り上げた傑作といえる。
快慶 ( かいけい ) 作は千本釈迦堂の十大弟子像や隨心院の金剛薩埵像や醍醐寺の弥勒菩薩像が挙げられ、定慶 ( じょうけい ) 作は千本釈迦堂の六観音像が挙げられ、康尚 ( こうしょう ) 作は勝林院の阿弥陀如来像や同聚院の不動明王像などが挙げられる。(2級)
<解答> イ、康勝
<解説> 六波羅蜜寺に現存する空也上人像は、運慶の四男・康勝 ( こうしょう ) の作で、左手に鹿角を冠した杖を持ち、右手には胸に下げた鉦を叩く撞木を持ち、骨ばった手足に浮き出た鎖骨、萎えた衣をまとい、曲がった腰を杖でさえながら一心に念仏を唱えながら市内を飄々と歩く姿がリアルに描写されている。さらに象徴的であるのが、口から出てきた 「 南無阿弥陀仏 」 という念仏が阿弥陀如来に変わった瞬間をとらえていることで、空也上人の優れた内面的人格を作者が充分にくみ取り、それを単なる写実を越えた芸術的表現を用いて作り上げた傑作といえる。
快慶 ( かいけい ) 作は千本釈迦堂の十大弟子像や隨心院の金剛薩埵像や醍醐寺の弥勒菩薩像が挙げられ、定慶 ( じょうけい ) 作は千本釈迦堂の六観音像が挙げられ、康尚 ( こうしょう ) 作は勝林院の阿弥陀如来像や同聚院の不動明王像などが挙げられる。(2級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
│建築・庭園・美術