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2016年07月20日

第3180問

【第3180問】
国宝に指定されている北野天満宮の本殿の形式はどれか。

ア、三間社流造  イ、五間社流造  ウ、権現造  エ、祇園造

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【第3180問】

<解答>  ウ、権現造  

<解説>  北野天満宮の本殿は、慶長12 ( 1607 ) 年、豊臣秀頼の命により、片桐且元が普請奉行となって造られた檜皮葺の大建築である。奥の本殿と手前の拝殿が軒の低い石の間によって結ばれており、また拝殿の左右には楽の間が続いていることから屋根の構造が複雑で、俗に 「 八棟造 ( やつむねづくり ) 」 と呼ばれている。またこの形式が日光東照宮など徳川氏ゆかりの建物に継承されたことから、一般的に 「 権現造 」 とも呼ばれている。昇殿参拝の際に見上げて見ると、本殿正面の軒が石の間内部に現れており、本殿と拝殿が一つに連結していることがよくわかる。拝殿の屋根の正面には千鳥破風、向拝には唐破風が見られ、安土桃山時代を代表する荘厳華麗な建築物である。
  三間社流造の代表は上賀茂神社や下鴨神社の本殿であり、五間社流造の代表は宇治上神社の本殿がある。祇園造の代表は八坂神社の本殿が挙げられる。(3級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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