2015年12月20日
第2967問
【第2967問】
京都御所の正殿として慶長18 ( 1613 ) 年に建立された紫宸殿は現在どこの寺院にあるか。
ア、大覚寺 イ、仁和寺 ウ、南禅寺 エ、毘沙門堂
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京都御所の正殿として慶長18 ( 1613 ) 年に建立された紫宸殿は現在どこの寺院にあるか。
ア、大覚寺 イ、仁和寺 ウ、南禅寺 エ、毘沙門堂
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【第2967問】
<解答> イ、仁和寺
<解説> 仁和寺は、父光孝 ( こうこう ) 天皇の遺志をついだ宇多天皇が仁和4 ( 888 ) 年に完成させ、出家後、 「 御室 」 ( おむろ ) と呼ばれる僧坊を建てて住んだため、 「 御室御所 」 と呼ばれ、以後、最初の門跡寺院として筆頭の格式を持ち、明治に至るまで皇室より入寺しました。そのため京都御所の正殿として慶長18 ( 1613 ) 年に建立された紫宸殿が、江戸初期の寛永年間に行われた仁和寺の再建時に移築され、本尊の阿弥陀三尊像を祀る金堂となった。その後、御所に建てられた紫宸殿は何度も焼失したため、現存する最古の紫宸殿の遺構とされている。
その他の選択肢もすべて御所から移築された建造物を持つが、紫宸殿の遺構を持つのは仁和寺だけである。大覚寺は宸殿が後水尾天皇によって御所から移されたものであり、南禅寺は方丈が御所から移されたものであり、毘沙門堂は宸殿が御所から移されたものである。(3級)
<解答> イ、仁和寺
<解説> 仁和寺は、父光孝 ( こうこう ) 天皇の遺志をついだ宇多天皇が仁和4 ( 888 ) 年に完成させ、出家後、 「 御室 」 ( おむろ ) と呼ばれる僧坊を建てて住んだため、 「 御室御所 」 と呼ばれ、以後、最初の門跡寺院として筆頭の格式を持ち、明治に至るまで皇室より入寺しました。そのため京都御所の正殿として慶長18 ( 1613 ) 年に建立された紫宸殿が、江戸初期の寛永年間に行われた仁和寺の再建時に移築され、本尊の阿弥陀三尊像を祀る金堂となった。その後、御所に建てられた紫宸殿は何度も焼失したため、現存する最古の紫宸殿の遺構とされている。
その他の選択肢もすべて御所から移築された建造物を持つが、紫宸殿の遺構を持つのは仁和寺だけである。大覚寺は宸殿が後水尾天皇によって御所から移されたものであり、南禅寺は方丈が御所から移されたものであり、毘沙門堂は宸殿が御所から移されたものである。(3級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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