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2015年10月12日

第2898問

【第2898問】
広隆寺の国宝・十二神将は誰の作品であるか。

ア、定朝  イ、院覚  ウ、明円  エ、長勢

↓解答はこちら

【第2898問】

<解答>  エ、長勢

<解説>  平安末期に仏像の需要が高まる中で、仏師・定朝は工房を構え、多くの弟子を使って大量生産の体制を築くことに成功する。技法としても寄木造を定着させ、仏像の量産化に大きく貢献した。その定朝の代表作として知られるのが平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像である。その後、定朝からは弟子の長勢 ( ちょうせい ) に始まる円派が生まれ、その長勢の代表作が広隆寺の十二神将である。檜の一木造で、動きの少ない平安後期の穏やかな作風がみられ、十二神将としては奈良時代に造られた新薬師寺の塑像 ( そぞう ) に次ぐ古さである。円派からはのちに明円 ( みょうえん ) が出て、大覚寺に五大明王を残している。
  定朝からは院助 ( いんじょ ) に始まる院派も生まれ、院覚 ( いんかく ) は法金剛院に阿弥陀如来坐像を残している。(2級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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