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【第2883問】
世界遺産である下鴨神社の中で大国主命を祀っている社といえばどれか。

ア、言社　　イ、相生社　　ウ、井上社　　エ、印納社

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【第2883問】

＜解答＞　 ア、言社

＜解説＞　 下鴨神社は賀茂氏によって創建された神社で、賀茂氏の祖神である賀茂建角身命と玉依姫命を祀っている。社殿は広大な糺の森に包まれており、摂社末社の数も多い。本殿の前にある七つの社が言社 （ ことしゃ ） であり、大国主命を祀っている。七つあるのは大国主命が七つの名前を持つからで、それぞれの神様が干支の守り神となり、干支詣りができるようになっている。本殿の前に出雲出身の大国主命を祀っている理由は定かでないが、下鴨神社には出雲井於神社など出雲系の神様が複数祀られているのは事実である。
　 縁結びの社で人気の相生社の神様は神皇産霊神 （ かむむすびのかみ ） であり、御手洗祭が行われる井上社（御手洗社）の祭神は瀬織津姫命 （ せおりつひめのみこと ） であり、印納社は印璽大神 （ おしでのおおかみ ） と倉稲魂神 （ くらのいなだまのかみ ） を祀っている。今日 （ 2015年9月27日（日） ） は、印璽社にて印章祈願祭が行われ、印納社に古印章が納められた。ちなみに毎年10月1日が 「 印章の日 」 であり、下鴨神社ではその日に近い日曜日に印章祈願祭を行っている。（2級）