2015年08月25日
第2850問
【第2850問】
次の寺院の三重塔のうち国宝に指定されているのはどれか。
ア、泰産寺 イ、清水寺 ウ、金戒光明寺 エ、浄瑠璃寺
↓解答はこちら
次の寺院の三重塔のうち国宝に指定されているのはどれか。
ア、泰産寺 イ、清水寺 ウ、金戒光明寺 エ、浄瑠璃寺
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【第2850問】
<解答> エ、浄瑠璃寺
<解説> 浄瑠璃寺の三重塔は、治承2 ( 1178 ) 年、京都の一条大宮から移建したとする説があるが、どこの寺院にあったかは定かではない。建立時期は構造上の特徴などから平安末期と推定され、移築された時期を大きく遡ることはないとみられている。特徴としては初層内部には柱がなく、開放的な一室空間になっており、心柱は初層の天井から立てられている。また内部後方に本尊の薬師如来坐像が仏壇に安置され、初重内部の扉には釈迦八相、連子窓下の板壁に十六羅漢や飛天が描かれている。京都に現存する唯一の国宝の三重塔であり、全国にも国宝の三重塔は13基しかない。
その他の選択肢である、泰産寺の三重塔 ( 子安の塔 ) 、清水寺の三重塔、金戒光明寺の三重塔 ( 文殊塔 ) は、すべて重要文化財に指定された三重塔である。(2級)
<解答> エ、浄瑠璃寺
<解説> 浄瑠璃寺の三重塔は、治承2 ( 1178 ) 年、京都の一条大宮から移建したとする説があるが、どこの寺院にあったかは定かではない。建立時期は構造上の特徴などから平安末期と推定され、移築された時期を大きく遡ることはないとみられている。特徴としては初層内部には柱がなく、開放的な一室空間になっており、心柱は初層の天井から立てられている。また内部後方に本尊の薬師如来坐像が仏壇に安置され、初重内部の扉には釈迦八相、連子窓下の板壁に十六羅漢や飛天が描かれている。京都に現存する唯一の国宝の三重塔であり、全国にも国宝の三重塔は13基しかない。
その他の選択肢である、泰産寺の三重塔 ( 子安の塔 ) 、清水寺の三重塔、金戒光明寺の三重塔 ( 文殊塔 ) は、すべて重要文化財に指定された三重塔である。(2級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
│建築・庭園・美術