京つう

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2015年07月23日

第2818問

【第2818問】
三十三間堂の諸仏を制作した慶派の仏師といえば湛慶とどの人物が挙げられるか。

ア、運慶  イ、快慶  ウ、康慶  エ、康円

↓解答はこちら

【第2818問】

<解答>  エ、康円

<解説>  慶派とは平安後期におこった仏師の一派である。寄木造を考案するなど、造仏界に大きな変革をもたらした定朝 ( じょうちょう ) の子である覚助 ( かくじょ ) に始まる系統の仏師たちは、その名の一字に 「 慶 」 を付することが多かったので、 「 慶派 」 と呼ばれるようになった。鎌倉時代の初めに、康慶(こうけい)とその子運慶、康慶の弟子快慶、運慶の長子湛慶 ( たんけい ) などの名匠が輩出し、写実的で力強い独自の作風を生み出し、その作風は当時の新しい支配者層であった武士達の大きな支持を得た。そのため慶派は一大勢力となり、東大寺の再建や三十三間堂の再建をはじめ、組織力を生かして多くの作品を生み出した。
  三十三間堂の再建については湛慶がリーダーとなり、同派の康円 ( こうえん ) をはじめとした慶派の仏師はもちろん、京都で活躍していた円派や院派の仏師も動員されて大々的に行われた。(2級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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