2015年07月21日
第2816問
【第2816問】
弘法大師が14年にわたって住持を勤め、真言密教の拠点の一つとなったのはどこか。
ア、仁和寺 イ、大覚寺 ウ、神護寺 エ、神光院
↓解答はこちら
弘法大師が14年にわたって住持を勤め、真言密教の拠点の一つとなったのはどこか。
ア、仁和寺 イ、大覚寺 ウ、神護寺 エ、神光院
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【第2816問】
<解答> ウ、神護寺
<解説> 神護寺は、延暦年間 ( 782 ~ 806 ) に、平安京遷都で功績のあった和気清麻呂が、河内国に建立した神願寺 ( じんがんじ ) を、天長元 ( 824 ) 年に高雄山に移し、もともとあった高雄山寺と合併して勅願寺となった。天台宗を開いた最澄もこちらで法華経の講義を行い、その名声を飛躍的に高めた。大同4 ( 809 ) 年に唐から帰国した空海が入寺し、14年に渡って住持を勤め、灌頂壇を築いて密教の拠点とした。その後、空海の弟子であった実慧 ( じちえ ) や真済によって引き継がれたが、平安末期には荒廃するようになった。しかし、鎌倉時代になると文覚上人が後白河法皇や源頼朝の援助を得て復興を遂げ、現在に至っている。
宇多天皇が創建した仁和寺、嵯峨天皇の離宮が前身の大覚寺、空海がかつて修行を行った場所に建つ神光院とも真言宗の寺院であるが、空海が住持として活躍したという記録はない。(2級)
<解答> ウ、神護寺
<解説> 神護寺は、延暦年間 ( 782 ~ 806 ) に、平安京遷都で功績のあった和気清麻呂が、河内国に建立した神願寺 ( じんがんじ ) を、天長元 ( 824 ) 年に高雄山に移し、もともとあった高雄山寺と合併して勅願寺となった。天台宗を開いた最澄もこちらで法華経の講義を行い、その名声を飛躍的に高めた。大同4 ( 809 ) 年に唐から帰国した空海が入寺し、14年に渡って住持を勤め、灌頂壇を築いて密教の拠点とした。その後、空海の弟子であった実慧 ( じちえ ) や真済によって引き継がれたが、平安末期には荒廃するようになった。しかし、鎌倉時代になると文覚上人が後白河法皇や源頼朝の援助を得て復興を遂げ、現在に至っている。
宇多天皇が創建した仁和寺、嵯峨天皇の離宮が前身の大覚寺、空海がかつて修行を行った場所に建つ神光院とも真言宗の寺院であるが、空海が住持として活躍したという記録はない。(2級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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