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2015年07月16日

第2811問

【第2811問】
祇園祭の山の中で、松がついていない屋台形式の山はどれか。

ア、霰天神山  イ、芦刈山  ウ、蟷螂山  エ、油天神山

↓解答はこちら

【第2811問】

<解答>  ウ、蟷螂山

<解説>  蟷螂山 ( とうろうやま ) は四条西洞院上ルにあり、全ての山鉾の中で唯一からくり仕掛けがある山である。山の台の上に御所車が置かれ、その屋根の上にかまきりが乗るという形をとるため、山の象徴である松の木はなく屋台形式となっている。蟷螂山は 「 洛中洛外図 」 にも描かれている人気の山であったが、幕末の大火で焼けた後は居祭りを行っていた。しかし復興の気運が高まり、昭和56 ( 1981 ) 年に、名古屋の七代目玉屋庄兵衛に依頼して精巧なかまきりのからくり仕掛けを制作してもらい、巡行に復帰した。現在も祭の時期には、九代目が操作をしにやってくるという関係が続いている。ちなみに初代玉屋庄兵衛は、江戸中期に京都で鶴などの動物からくりを得意とする細工人であったとされ、その後名古屋に移り住んで定住し、伝統の技を継承している。
  その他の選択肢である、霰天神山芦刈山油天神山は全て松の木が立てられており、典型的な山の形態をとっている。他にも橋弁慶山や浄妙山なども屋台形式といえる。(2級)


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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)生活・行事
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