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2015年06月30日

第2795問

【第2795問】
神護寺で法華経の講義を行って名声を高めた人物は誰か。

ア、和気清麻呂  イ、最澄  ウ、空海  エ、文覚上人

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【第2795問】

<解答>  イ、最澄

<解説>  神護寺は、延暦年間 ( 782 ~ 806 ) に平安京遷都で功績のあった和気清麻呂が、河内国に建立した神願寺 ( じんがんじ ) を、天長元 ( 824 ) 年に高雄山に移し、もともとあった高雄山寺と合併して勅願寺となった。天台宗を開いた最澄もこちらで法華経の講義を行い、その名声を飛躍的に高めた。大同4 ( 809 ) 年に唐から帰国した空海が入寺し、14年に渡って住持を勤め、灌頂壇を築いて密教の拠点とした。その後、空海の弟子であった実慧 ( じちえ ) や真済 ( しんぜい ) によって引き継がれたが、平安末期には荒廃するようになった。しかし、仁安3 ( 1168 ) 年には中興の祖である文覚上人が、後白河法皇より文覚四十五箇条起請文 ( 国宝 ) を認めてもらい、鎌倉幕府を開いた源頼朝の協力を取り付けるなど精力的に働きかけ復興させた。その後、応仁の乱などの戦乱で衰えたが、江戸時代に入って元和から寛永期に現在の形に整った。(2級)


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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)神社・寺院
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