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【第2791問】
次の国宝の建造物のうち最も古いものはどれか。

ア、清水寺・本堂　　イ、千本釈迦堂・本堂　　ウ、東寺・金堂　　エ、延暦寺・根本中堂

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【第2791問】

＜解答＞　 イ、千本釈迦堂・本堂

＜解説＞　 千本釈迦堂の本堂は、安貞元 （ 1227 ） 年に建立されて以来、応仁の乱では西軍の陣地中心部にあったため戦乱に巻き込まれたほか、幾多の戦乱に巻き込まれたが、焼失することなく守り伝えられた。京都市街地 （ 洛中 ） では現存最古の木造建築として知られている。正面五間の建物の周囲には深い庇がめぐらされ、全体的には水平線の美しさが際立っており、穏やかな邸宅建築の趣きを感じさせてくれる。
　 清水寺の本堂は、徳川家光によって寛永10 （ 1633 ） 年に再建されたものであり、東寺の金堂は、豊臣秀頼によって慶長8 （ 1603 ） 年に再建されたものであり、延暦寺の根本中堂は、徳川家光によって寛永19 （ 1641 ） 年に再建されたものである。（2級）