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2015年05月17日

第2751問

【第2751問】
妙心寺の塔頭寺院である退蔵院の水墨画 「 瓢鮎図 」 の作者は誰か。

ア、明兆  イ、如拙  ウ、周文  エ、雪舟

↓解答はこちら

【第2751問】

<解答>  イ、如拙

<解説>  退蔵院にある 「 瓢鮎図 」は、室町水墨画の先駆者・如拙 ( じょせつ ) の確証がある数少ない作品の一つであると同時に、日本の初期水墨画の代表作の一つである。つるつるの瓢箪でぬるぬるしたなまず ( 「 鮎 」 は 「 なまず 」 の古字 ) をどのように捕まえるかという、およそ不可能な問いかけを図示したもので、禅の公案を絵画化したものである。紙面の下半に絵があり、上半部には序文に続けて30名の禅僧による答えが書かれている。
  水墨画の初期には東福寺の僧であった明兆 ( みんちょう ) の存在が挙げられ、東福寺に涅槃図を残している。その流れが如拙、周文 ( しゅうぶん ) 、雪舟 ( せっしゅう ) へと受け継がれた。ただし雪舟は中央権力とは離れて周防へと移り、大内氏の庇護を受けつつ水墨画を大成した。(3級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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