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【第2737問】
宇治七名水の一つで宇治上神社の境内に涌く水はどれか。

ア、不二の水　　イ、閼伽水　　ウ、桐原水　　エ、御香水

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【第2737問】

＜解答＞　 ウ、桐原水

＜解説＞　 宇治上神社は、かつては 「 莵道稚郎子 （ うじのわきいらつこ ） 」 の邸宅であったとも、応仁天皇の離宮であったともいわれ、起源は必ずしもはっきりしない。すぐ近くに宇治神社があり、明治維新前は両神社を合わせて宇治離宮明神、八幡社と呼ばれ、宇治神社を下社・若宮とするのに対して、宇治上神社は上社・本宮と呼ばれていた。平安末期、藤原頼通によって平等院が建立されるとその鎮守社となり、藤原氏の保護を受けた。狭い境内には国宝の本殿・拝殿のほか、宇治七名水の一つ 「 桐原水 （ きりはらすい ） 」 がある。
　 その他の選択肢は伏見にある名水である。 「 不二 （ ふじ ） の水 」 は藤森神社にあり、 「 閼伽水 （ あかすい ） 」 は長建寺にあり、 「 御香水 （ ごこうすい ） 」 は御香宮神社にある。（3級）