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【第2716問】
南禅寺の三門の前に灯籠を寄進した人物は誰か。

ア、千利休　　イ、渡辺綱　　ウ、佐久間勝之　　エ、大野治長

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【第2716問】

＜解答＞　 ウ、佐久間勝之

＜解説＞　 南禅寺は臨済宗の京都五山の上位に位置する寺院であり、 「 武家面 」 と称されるように武士の崇敬を受けてきた。藤堂高虎の寄進によって建立された三門の前には、佐久間勝之の寄進による高さ6メートルにも及ぶ巨大な灯籠が一基置かれている。佐久間勝之は戦国時代から江戸初期にかけて、織田信長、柴田勝家、北条氏政、蒲生氏郷、徳川将軍家に仕えた武将であり、南禅寺の他に同様の巨大な灯籠を、上野東照宮と熱田神宮にも寄進している。
　 千利休が所持しいた欠け灯籠は高桐院にあり、頼光四天王の一人である渡辺綱は北野天満宮に綱灯籠を寄進し、淀殿ともに豊臣家を支えた大野治長 （ おおのはるなが ） は、かつての豊国神社に灯籠を寄進し、現在の豊国神社に引き継がれている。（2級）