2015年03月03日
第2676問
【第2676問】
嵯峨天皇の離宮に始まる大覚寺の本尊といえばどれか。
ア、弁財天 イ、五大明王 ウ、熾盛光如来 エ、如意輪観音
↓解答はこちら
嵯峨天皇の離宮に始まる大覚寺の本尊といえばどれか。
ア、弁財天 イ、五大明王 ウ、熾盛光如来 エ、如意輪観音
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【第2676問】
<解答> イ、五大明王
<解説> 大覚寺は、平安時代初期、嵯峨天皇がこの地に離宮を営んだことに始まる。嵯峨天皇の信頼を得ていた弘法大師空海は、天皇の命により離宮内に五大明王を安置する堂を建てたとされる。嵯峨天皇が亡くなった後、貞観18 ( 876 ) 年、皇女の正子内親王 ( 淳和天皇皇后 ) が離宮を寺に改め、初代住職に淳和天皇の皇子・恒貞親王 ( 恒寂法親王 ) を迎えた。鎌倉時代になると、亀山法皇や後宇多法皇が入寺し、ここで院政を行ったため 「 嵯峨御所 」 とも呼ばれた。なかでも、後宇多法皇は伽藍の整備に力を尽くした。亀山法皇・後宇多法皇の系統は 「 大覚寺統 」 と呼ばれ、後深草天皇の系統の 「 持明院統 」 と交代で帝位につき、この両系統が対立したことが、後の南北朝分裂の原因となった。
弁財天を本尊とする寺院は伏見にある長建寺であり、熾盛光如来 ( しじょうこうにょらい ) を本尊とする寺院は青蓮院であり、如意輪観音を本尊とする寺院は六角堂や隨心院などが挙げられる。(3級)
<解答> イ、五大明王
<解説> 大覚寺は、平安時代初期、嵯峨天皇がこの地に離宮を営んだことに始まる。嵯峨天皇の信頼を得ていた弘法大師空海は、天皇の命により離宮内に五大明王を安置する堂を建てたとされる。嵯峨天皇が亡くなった後、貞観18 ( 876 ) 年、皇女の正子内親王 ( 淳和天皇皇后 ) が離宮を寺に改め、初代住職に淳和天皇の皇子・恒貞親王 ( 恒寂法親王 ) を迎えた。鎌倉時代になると、亀山法皇や後宇多法皇が入寺し、ここで院政を行ったため 「 嵯峨御所 」 とも呼ばれた。なかでも、後宇多法皇は伽藍の整備に力を尽くした。亀山法皇・後宇多法皇の系統は 「 大覚寺統 」 と呼ばれ、後深草天皇の系統の 「 持明院統 」 と交代で帝位につき、この両系統が対立したことが、後の南北朝分裂の原因となった。
弁財天を本尊とする寺院は伏見にある長建寺であり、熾盛光如来 ( しじょうこうにょらい ) を本尊とする寺院は青蓮院であり、如意輪観音を本尊とする寺院は六角堂や隨心院などが挙げられる。(3級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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