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【第2668問】
次のうち、国宝に指定されている仏像はどれか。

ア、広隆寺・聖徳太子像 （ 本尊 ）　　イ、六波羅蜜寺・空也上人像　　ウ、三十三間堂・二十八部衆　　エ、東寺・薬師如来坐像

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【第2668問】

＜解答＞　 ウ、三十三間堂・二十八部衆

＜解説＞　 三十三間堂には国宝の本尊・千手千眼観音菩薩坐像のほかに、その従者で、信者を守るとされている二十八部衆もすべて国宝に指定されている。28体全て檜材を使った寄木造で玉眼をはめており、切金や彩色が美しく施されている。その毘沙門天、阿修羅、仙人など変化に富んだ作風は、運慶の嫡男湛慶が率いる慶派の仏師によるものと考えられている。
　 その他の選択肢である広隆寺・聖徳太子像 （ 本尊 ） 、六波羅蜜寺・空也上人像、東寺・薬師如来坐像はすべて重要文化財に指定されている。同じ寺院で国宝彫刻を挙げると、広隆寺では2体の弥勒菩薩半跏思惟像のほか、千手観音立像、不空羂索観音立像、十二神将、阿弥陀如来坐像、六波羅蜜寺では本尊・十一面観音立像、東寺では講堂に祀られた五大明王、五大菩薩、四天王立像、帝釈天、梵天、御影堂に祀られた弘法大師像、不動明王像、宝物館に安置された兜跋毘沙門天立像などがある。（3級）