2015年01月13日
第2627問
【第2627問】
妙心寺の塔頭寺院の中で、真如の庭、思惟の庭といった名勝指定を受けた庭園を持つ寺院はどこか。
ア、東海庵 イ、退蔵院 ウ、桂春院 エ、衡梅院
↓解答はこちら
妙心寺の塔頭寺院の中で、真如の庭、思惟の庭といった名勝指定を受けた庭園を持つ寺院はどこか。
ア、東海庵 イ、退蔵院 ウ、桂春院 エ、衡梅院
↓解答はこちら
【第2627問】
<解答> ウ、桂春院
<解説> 桂春院は、妙心寺の境内の北東部分にある塔頭寺院で、慶長年間 ( 1596 ~ 1615 ) に美濃の豪族・石河壱岐守貞政が父の菩提を弔うため、桂南和尚を招いて創建した。書院の東北隅には、千宗旦四天王の一人である藤村庸軒ゆかりの草庵風茶室 「 既白庵 ( きはくあん ) 」 がある。名勝・史跡指定を受けた庭園は、江戸時代の作庭で、方丈南庭、東庭、書院前庭の三つに分かれ、それぞれ異なった趣を持っており、飛び石伝いに順々に見ることができる。南庭は皐月の刈込と椿、楓が美しく 「 真如の庭 」 と呼ばれ、東庭はうっそうと茂る樹木の間に打たれた飛石が、茶室・既白軒に通じる外露地も兼ねた 「 思惟の庭 」 となっている。
東海庵には 「 東海一連の庭」 と称される趣きが異なる庭園があり、退蔵院には狩野元信作庭の 「 元信の庭 」 と中根金作作庭の 「 余香苑 ( よこうえん ) 」 があり、衡梅院 ( こうばいいん ) には雪江宗深と四人の弟子を示す 「 四河一源の庭 」 がある。(2級)
※衡梅院は、2015年 「 京の冬の旅 」 にて公開中 ( 1/10 ~ 3/18まで )。
<解答> ウ、桂春院
<解説> 桂春院は、妙心寺の境内の北東部分にある塔頭寺院で、慶長年間 ( 1596 ~ 1615 ) に美濃の豪族・石河壱岐守貞政が父の菩提を弔うため、桂南和尚を招いて創建した。書院の東北隅には、千宗旦四天王の一人である藤村庸軒ゆかりの草庵風茶室 「 既白庵 ( きはくあん ) 」 がある。名勝・史跡指定を受けた庭園は、江戸時代の作庭で、方丈南庭、東庭、書院前庭の三つに分かれ、それぞれ異なった趣を持っており、飛び石伝いに順々に見ることができる。南庭は皐月の刈込と椿、楓が美しく 「 真如の庭 」 と呼ばれ、東庭はうっそうと茂る樹木の間に打たれた飛石が、茶室・既白軒に通じる外露地も兼ねた 「 思惟の庭 」 となっている。
東海庵には 「 東海一連の庭」 と称される趣きが異なる庭園があり、退蔵院には狩野元信作庭の 「 元信の庭 」 と中根金作作庭の 「 余香苑 ( よこうえん ) 」 があり、衡梅院 ( こうばいいん ) には雪江宗深と四人の弟子を示す 「 四河一源の庭 」 がある。(2級)
※衡梅院は、2015年 「 京の冬の旅 」 にて公開中 ( 1/10 ~ 3/18まで )。
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
│神社・寺院